流鏑馬とは
流鏑馬は、疾走する馬上から的に矢を射る、日本の伝統的な「騎射の技」、
「技の伝承」であり、神社などの祭典で儀式として奉納されます。
○ 騎射の技
流鏑馬は、弓術と馬術の両方を合わせた弓馬術の技が必要です。
弓術の所作は、「静の動き」、馬術は、馬の動きを制御する「動の動き」です。
流鏑馬は、この相反する二つの動き「静」と「動」を調和させる技です。
○ 技の伝承
弓馬術の技は、古来より継承され、騎射法に従い、その形・所作などを錬磨し、
弓馬術の向上を図り、後世へ伝承します。
旧豊前小倉藩 相傳 小笠原流 流鏑馬
小笠原流 流鏑馬(弓馬術)は、日本の流鏑馬の正統な流派のひとつです。
小笠原流 弓馬術は、鎌倉時代の清和源氏の流れをくむ小笠原長清を祖とし、小笠原家に代々伝わりました。
当流弓馬術は、江戸時代の旧豊前小倉藩 代々の藩主である小笠原家代々の当主に継承され、小笠原家第三十二代当主 忠統から源長統に継承されました。
源長統は、小笠原流 流鏑馬継承のため流鏑馬 武徳会を結成し、現在、小笠原流 流鏑馬(旧豊前小倉藩 相傳) 宗家として、弓馬術を後世へ伝えるべく活動しています。
流鏑馬奉納前の慣らし
※清和源氏とは、第56代 清和天皇(在位858~876年)の皇子・諸王を祖とする源氏氏族です。